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CCNAを取ろうか迷って、どのくらいかかるのかを調べている。そんなところだと思います。
期間の話は後半でします。先に、調べていて気になったことを書かせてください。
いちばん多い質問は、期間ではなかった
この資格について実際に検索されている質問を、頻度順に並べました。1位と3位がこれです。
無駄な資格ですか1001位・直近90日で増加
何ヶ月で取れますか723位
キーワード調査ツールで取得した、この語を含む質問文の出現頻度。1位を100とした相対値で、検索回数そのものではありません。
取ろうとしている人が、同時に「そもそも無駄では」と疑っている。しかもこの質問は直近90日で増えています。
期間だけ答えても、この人の役には立ちません。順番を変えます。
企業は資格をどう見ているか
厚生労働省が事業所に、若手の中途採用で何を重視したかを聞いています。多い順に並べるとこうでした。
出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査」事業所調査・若年正社員の中途採用で重視した点(複数回答・全11項目のうち上位8項目)。
資格は6番目の34.8%。1位の意欲72.7%の半分以下です。
「無駄ですか」への答えは、この数字を素直に読むとこうなります。
資格だけで採用は決まりません。ただ、3社に1社は見ています。「無駄」でも「決定打」でもない、という位置です
ここを勘違いすると、どちらの方向にも失敗します。取れば受かると思って他を疎かにする人と、意味がないと思って何も持たずに応募する人です。
難易度そのものについては、基本情報との比較で見たCCNAの難易度で3つの判断軸に分けました。
それでも未経験が取る理由
順位が6番目なら、なぜ取るのか。未経験に限れば、理由がひとつあります。
上位5項目は、どれも書類に書けないからです。
意欲、話し方、常識、適応力、職業経験。最初の4つは会ってみないと分かりません。5つ目の職業経験は、未経験の人には無い。
つまり書類の段階で示せるものが、資格しか残っていないということです。
資格は、順位が高いから取るのではありません。書類で示せるものが、それしかないから取るんです。
面接まで進めば、上位5項目で勝負できます。CCNAが効くのは、その面接に呼ばれるまでの区間だけです。逆に言えば、その区間では効きます。
ネットワーク分野に絞れば、実務未経験でも学習内容が業務と直結するのも理由です(受験にかかる総額は別記事で計算しました)。
ただし勉強の入口には注意が要ります。CCNAに過去問は存在せず、探して見つかるものには手を出さないほうが安全です。
そのネットワーク分野が今後も必要とされるのかは、「やめとけ」「オワコン」と言われる理由を検証した記事にまとめました。

では、何ヶ月かかるのか
ここからが本題です。期間は前提でまったく変わるので、3つに分けます。
期間ではなく中身の話は、配点をもとに整理した記事にまとめました。
3〜6ヶ月
働きながら1日1〜2時間の場合。範囲が広く、機器の動作をイメージしにくいのが詰まりどころ。教材と問題集を往復する期間が長くなります
1〜2ヶ月
研修に専念できる場合。カリキュラムが試験に合わせて組まれ、機器に触れる時間が確保されます。就職支援とセットになっていることが多い
1〜2ヶ月
すでにネットワークに触れている場合。用語と実物が結びついているので、試験対策だけで済みます
幅が大きいのは、期間を決めているのが本人の能力ではなく「1日に何時間使えるか」だからです。
働きながら3ヶ月で受かる人もいれば、半年かけても届かない人もいます。差がつくのは才能ではなく、詰まったときに聞ける相手がいるかどうか、というのが現場で見てきた印象です。
取ったあとの市場はどうか
最後に、出口の話をします。
厚生労働省の調査では、情報通信業は令和6年の1年間で入職者が離職者を19,300人上回りました。同じ年に製造業は51,700人、卸売・小売業は43,400人減っています。人が入ってきている産業です。
職業別の有効求人倍率でも、情報処理・通信技術者は1.33倍で全職業平均の1.01倍を上回っています。飛び抜けて広い入口ではありませんが、資格が入場券として機能する余地はある水準です。
独学で3〜6ヶ月か、研修で1ヶ月か
期間を決めるのは能力ではなく、使える時間と、詰まったときに聞ける相手がいるかどうかでした。
この記事で挙げた「研修で1〜2ヶ月」は、こういうサービスを指しています。
ネットビジョンアカデミーは、CCNAの取得とネットワークエンジニアへの就職をセットにした研修サービスです。職歴・学歴は不問で、上京支援の寮も用意されています。
対象の条件 32歳までの方が対象です(職歴・学歴は不問)。研修期間は1ヶ月、在職中の場合は2ヶ月。就職先は首都圏が中心になります。
\ 参加も相談も無料・学歴不問 /
よくある質問
CCNAは無駄な資格ですか
無駄ではありませんが、決定打でもありません。厚生労働省の調査では、企業が中途採用で重視した点のうち専門知識や技能(資格・免許や語学力)は6番目の34.8%でした。1位は職業意識・勤労意欲で72.7%です。ただし未経験の場合、書類の段階で示せるものが資格しかないため、面接に進むまでの区間では機能します。
CCNAは何ヶ月で取れますか
働きながらの独学で3〜6ヶ月、研修に専念できる場合で1〜2ヶ月が目安です。期間を決めるのは本人の能力より、1日に使える時間と、詰まったときに質問できる環境の有無です。
CCNAは独学で合格できますか
できます。ただし範囲が広く、機器の動作をイメージしにくい点が詰まりどころになります。教材と問題集の往復に時間がかかるため、期間は長めに見ておくほうが確実です。
CCNAを取ると年収はどのくらいになりますか
資格そのものに年収が紐づくわけではありません。企業が重視する項目のうち資格は6番目で、年収は職種・経験・企業の商流によって決まります。ネットワーク分野の入口としての価値と、年収は分けて考える必要があります。
未経験でもCCNAは意味がありますか
未経験こそ意味があります。企業が重視する上位5項目のうち4つは面接で見るもので、5番目の職業経験は未経験者にはありません。書類選考の段階で提示できる材料が資格に限られるためです。
無駄かどうかは、何と比べるかで変わります。他に書けるものがあるなら、優先度は下がる。無いなら、これしかありません。
※ 採用で重視した点は厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査」事業所調査、産業別の入職・離職は同省「令和6年雇用動向調査」、有効求人倍率は同省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」職業別に基づきます。これらはIT分野・情報通信業という区分の統計で、CCNA保有者に限定した数値ではありません。取得期間の目安は筆者が人材紹介に在籍した期間の見聞に基づく整理で、公的な統計値ではありません。サービス内容・対象条件は公式サイトの記載(2026年8月時点)に基づくため、申込前に必ずご確認ください。


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