PR 本記事は広告を含みます。
CCNAの難易度を調べていると、必ずこの比較にぶつかります。
基本情報技術者試験と、どっちが難しいのか。実際、この資格について2番目に多く検索されている質問がこれでした。
ところが調べていくと、比較そのものが成立しない理由が出てきます。
片方だけ、数字が公開されている
基本情報のほうは、国の機関が毎月データを出しています。何人が受けて、何人が受かったか。
その毎月のデータを学歴と年齢で分けると、合格率は20%から77%まで開いていました。基本情報技術者試験の合格率で整理しています。
出典:IPA(情報処理推進機構)「情報処理技術者試験 統計資料」令和8年8月21日現在。合格者数÷受験者数で全年度を検算済みです。
3年で8.8ポイント下がっています。しかも受験者は14.7万人まで増え続けている。受ける人が増えながら、通る割合は下がっている試験です。
では、CCNAはどうか。
公式サイトを確認した範囲では、シスコシステムズはCCNAの合格率も受験者数も公表していません。
非公表なのは合格率だけではありません。試験問題そのものも公開されておらず、過去問は存在しません。出回っているものを使うと何が起きるかは別記事にまとめました。
つまり「どっちが難しいか」は、片方の数字が存在しないまま語られています。ネット上で見かける「CCNAの合格率は◯%」は、いずれも推定値です
数字が無いこと自体は、悪いことではありません。ただ、比較の根拠にはならないとだけ知っておいてください。
では何で難易度を判断するか
合格率が使えないなら、試験の性質そのものを見るしかありません。3つの軸があります。
範囲が広いか、深いか
CCNAはネットワーク1分野を、機器の設定まで含めて問われます。基本情報はアルゴリズムから経営まで幅広く、その代わり1つ1つは浅い。広く浅くが苦手な人はCCNA、狭く深くが苦手な人は基本情報のほうが楽に感じます。
暗記で届くか、動きの理解が要るか
CCNAは通信の流れを頭の中で動かせるかが問われます。用語だけ覚えても、設定問題で止まる。ここが「難しすぎる」と言われる正体です。
受験のタイミングを選べるか
CCNAは通年でいつでも受けられます。基本情報も通年化されました。ただしCCNAは不合格でも待機期間を置けば再受験できるため、期限を切って走りやすい面があります(待機日数は受験ポリシーで定められているので、申込前に公式でご確認ください)。
この3つを自分に当てはめると、他人の合格率より正確に見積もれます。
「受かる気がしない」と感じる理由
質問のなかに、少し気になるものがありました。
CCNAに受かる気がしないのはなぜですかこの質問も、直近90日で増えていました
これは範囲の問題ではないと思っています。ネットワークは目に見えないものを扱う分野だからです。
なお、この分野そのものの需要についてはネットワークエンジニアはやめとけと言われる理由で、通信量の統計をもとに確認しています。
ケーブルの先で何が起きているかは、画面に映りません。参考書を読んでも手応えが出にくく、進んでいる実感を持ちにくい。だから途中で「向いていないのでは」と感じます。
この感覚は、実物を触ると急に変わります。設定を1つ入れて、通信が通るか通らないかを見る。それだけで、文字だった知識が動きに変わります。

合格率が公表されていない以上、難易度は外から測りきれません。それなら、応募先が実際にどちらを見ているのかを聞いたほうが早いです。
ユニゾンキャリアはIT・Web業界に特化した未経験者向けの転職エージェントです。扱う求人がIT・Webの未経験入社に絞られているので、狙う職種で資格が選考の材料になっているのか、それとも別のところが先に見られるのかを、勉強を始める前に聞けます。要らないと分かれば、順番そのものを考えなくて済みます。
対象は20代・高卒以上で、東京・埼玉・神奈川での就職を希望する方です(現在の居住地は問いません)。
\ 相談は無料・オンラインOK /
どちらを先に取るか
目的で決まります。迷ったときの目安です。
求人票に名前が出るのはこちらで、学習内容がそのまま業務と重なります。
合格率が公開されていて、到達点を測りやすい(基本情報は意味があるかは別記事で検証しました)。
取得と就職をセットにした無料の研修があり、期間を1〜2ヶ月に圧縮できます。
なお、資格が採用でどう評価されるかは別の話です。企業が中途採用で重視する項目のうち、資格は6番目でした(CCNAは無駄な資格かで詳しく書いています)。
目に見えないものは、触ると急に分かる
参考書だけで進まないのは、能力ではなくネットワークが目に見えない分野だからです。実物に触れる時間があるかどうかで、体感の難易度は変わります。
ネットビジョンアカデミーは、CCNAの取得とネットワークエンジニアへの就職をセットにした研修サービスです。職歴・学歴は不問で、上京支援の寮も用意されています。
対象の条件 32歳までの方が対象です(職歴・学歴は不問)。研修期間は1ヶ月、在職中の場合は2ヶ月。就職先は首都圏が中心になります。
\ 参加も相談も無料・学歴不問 /
受けると決めたあとにかかる費用は、CCNAの受験料は約4.7万円にまとめました。1回で受かるかどうかで総額が変わります。
よくある質問
CCNAと基本情報はどちらが難しいですか
合格率で比較することはできません。基本情報はIPAが毎年公表しており令和7年度は38.3%でしたが、CCNAは実施元のシスコシステムズが合格率を公表していないためです。試験の性質としては、CCNAが1分野を機器の設定まで深く問うのに対し、基本情報は範囲が広く1つ1つは浅い構成です。
なお出題範囲そのものは公開されています。分野ごとの配点から勉強の順番を決める方法は別記事で整理しました。
CCNAの合格率はどのくらいですか
公式には公表されていません。インターネット上で見かける数値はいずれも推定値であり、根拠が明示されていないものが大半です。合格ラインについても、公式サイトを確認した範囲では公表されていません。
基本情報の合格率は下がっているのですか
下がっています。IPAの統計では令和5年度47.1%、令和6年度40.8%、令和7年度38.3%と3年で8.8ポイント低下しました。一方で受験者数は121,611人から147,186人へ増加しています。
CCNAが難しすぎると感じるのはなぜですか
ネットワークが目に見えないものを扱う分野だからです。参考書を読んでも手応えが出にくく、進んでいる実感を持ちにくい。実際に機器やシミュレータで設定を試すと、文字だった知識が動きに変わり、体感の難易度が下がります。
CCNAは何回でも受け直せますか
不合格の場合も、所定の待機期間を置けば再受験できます。待機日数はシスコの受験ポリシーで定められているため、申込前に公式サイトでご確認ください。なお受験料は毎回かかるため、1回で通す前提で準備するほうが総額を抑えられます。
※ 基本情報技術者試験の統計はIPA(情報処理推進機構)「情報処理技術者試験 統計資料」(令和8年8月21日現在)に基づき、合格者数÷受験者数で全年度を検算しています。CCNAの合格率・受験者数・合格点について、シスコシステムズによる公式な公表は確認できませんでした(2026年8月時点)。試験の性質や学習の詰まりどころに関する記述は、筆者が人材紹介に在籍した期間の見聞に基づく整理です。サービス内容・対象条件は公式サイトの記載(2026年8月時点)に基づくため、申込前に必ずご確認ください。


コメント