営業からエンジニアへの転職は「逃げ」じゃない|営業スキルが武器に変わる人・苦労する人

営業カバンを提げたまま、目の前のノートパソコンへ手を伸ばすスーツの男性(インク線画) 未経験からIT転職
カツジン

書いている人:カツジン(元銀行員 → M&A仲介・IT人材紹介 → 経営)。企業が誰にいくら払うかを見てきた立場から書いています。詳しく

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「営業 きつい 辞めたい」
「未経験 エンジニア 営業から」
——この2つを、行き来するように検索していませんか。

ノルマ、飛び込み、頭を下げる毎日。手に職をつけて抜け出したい。でも「営業しかやってこなかった自分に、エンジニアなんて」と足がすくむ。

カツジンです。前職でITエンジニアの人材紹介をしていて、営業からエンジニアに転じた人を、何人も送り出してきました。その立場から、はっきり言います。

営業からエンジニアは、「逃げ」じゃない。
むしろ、いちばん強い“掛け算”になる。

※前職の経験を志望動機にどう落とし込むかは「未経験IT転職の志望動機の作り方」で3ステップの型を紹介しています。

なぜ「営業×エンジニア」は相性がいいのか

意外に思うかもしれませんが、採用の現場で営業出身は歓迎されます。理由は単純で、エンジニアの現場が「技術者だけ」では回らないからです。

顧客が何に困っているかを聞き出す。仕様を言葉にして握る。無茶な要求を調整する。納期の交渉をする——これ、全部あなたが営業で毎日やってきたことですよね。技術者にとっては一番の苦手分野が、営業には最初から備わっている。だから掛け算になるんです。

あなたの営業スキルは、現場でこう“翻訳”される

「営業経験なんてエンジニアで役に立つの?」という不安に、変換表で答えます。

営業で培った力
エンジニアの現場での武器
顧客の要望をヒアリングする力
要件定義・上流工程
難しい話を噛み砕いて説明する力
顧客折衝・社内調整
数字とスケジュールの管理
進捗管理・プロジェクト推進
断られても折れないメンタル
エラーと向き合う忍耐力
相手の立場で考える習慣
使う人目線の設計

技術は入社後に学べます。でも、この右側の力は簡単には育たない。だから企業は「技術ゼロでも、対人力のある営業出身」を採りにいくわけです。文系が上流で重宝される話(こちら)と、根っこは同じ構造です。

ただし正直に。「武器になる営業」と「ならない営業」がいる

全員が有利、とは言いません。現場を見てきた実感で、はっきり差が出ます。

◎ 武器になる営業

  • なぜ売れた/売れないを言葉で説明できる
  • 顧客の課題を構造で捉えるクセがある
  • コツコツ学び続けるのが苦じゃない
  • 「仕組みで解決」に興味がある

△ 苦労しやすい営業

  • 勢いと根性だけで売ってきた
  • 細かい作業がとにかく苦手・雑
  • 「とりあえず動けばいい」で調べない
  • 一人で黙々作業が耐えられない

もし右側に当てはまっても、絶望しないでください。これは性格ではなく「今のクセ」です。学び方を変えれば動きます。大事なのは、飛び込む前に自分がどちら寄りかを知っておくこと。ここを飛ばすと、消耗します。

「逃げ」ではない、と数字も言っている

営業を辞めることに罪悪感を持つ必要はありません。これは「逃げ」ではなく、需要が伸びる側への戦略的な移動です。

最大 約79万人 不足2030年に見込まれるIT人材の不足数(試算)。出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年) ※AI普及前の推計のため幅はありますが、需要超過の方向は変わりません。

企業のデジタル化は社会基盤のレベルまで広がっています(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」)。人が足りない場所へ、対人力という武器を持って移る——これのどこが逃げでしょうか。

失敗しない、3つの手順

  1. まず「向き・不向き」を無料で確かめる。いきなり退職・高額スクールはNG。無料体験や無料相談で、自分が上の表のどちら寄りかを先に知る。
  2. 営業経験を“翻訳して”伝える準備をする。「営業をやってました」で終わらせない。上の変換表のように、実績をエンジニア現場の言葉に置き換えて語れるようにする。ここで通過率が変わります。
  3. 在職のまま、動く。収入を切らさない。今の営業を続けながら、夜と週末の学習+無料相談でリスクゼロのまま見極める。
営業スキルに、技術を”足す”最初の一歩

技術は、これから学べばいい。Winスクールは全国に教室があり、オンラインでもマンツーマン指導。まずは無料の受講相談で、あなたに合う学び方と、営業経験を活かせるコースを相談してみてください。会社を辞める必要も、いきなり大金を払う必要もありません。

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よくある質問

営業からエンジニアへの転職は「逃げ」?

逃げではありません。顧客ヒアリング・折衝・進捗管理といった営業スキルは、要件定義や顧客折衝などエンジニアの現場でそのまま武器になります。技術は入社後に学べるため、対人力のある営業出身はむしろ歓迎されます。

営業経験はエンジニアで役に立つ?

役立ちます。要望を聞き出す力は要件定義、噛み砕いて説明する力は顧客折衝や社内調整、数字と納期の管理は進捗管理に直結します。技術者が苦手な領域を最初から備えているのが強みです。

どんな営業だと苦労する?

勢いと根性だけで売ってきた・細かい作業が苦手・調べずに進める・一人作業が耐えられないタイプは苦労しやすい傾向です。ただし性格ではなく今のクセなので、学び方を変えれば克服できます。飛び込む前に自分の傾向を知ることが大切です。

もう一つの道——「学ぶ」より「飛び込んで慣れる」タイプなら

スクールでじっくり学ぶのが合う人もいれば、「現場で手を動かしながら覚えたい」人もいます。後者なら、”雇用型”という選択肢も。

BREXA SOLVIAは、未経験者を自社で雇用して3か月研修し、エンジニアとして実務経験を積んでいく会社です(スクールではなく、雇われて学ぶ形)。配属先は精査され、営業で培った対人力はチーム開発や折衝でそのまま効きます。まずは無料のオンライン説明会で、研修や配属の中身を確かめてみてください。
※23〜30歳・大卒以上・社会人経験1年以上の方が対象です。

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※「営業からは離れたいけれど、一日じゅう人と話し続ける仕事はもう避けたい」という人には、対”機器”の時間が中心のインフラエンジニアという選択肢もあります。

まとめ——営業は、捨てるものじゃない

エンジニアになるとき、営業の日々を「無駄だった」と切り捨てる必要はありません。

技術は、これから足す。
営業で得た力は、そのまま持っていける。

ゼロからのスタートではなく、強力な土台の上に技術を積む——それが営業出身のエンジニア転職です。頭を下げ続けた日々は、次の現場で、ちゃんと効いてきます。

▶ 進み方の全体像は「未経験からIT転職・現実的ロードマップ」、30代の方は「「30代から手に職」は遅くない」、入った後に消耗しない話は「SESを辞めたいは甘えじゃない」で解説しています。


筆者:カツジン(平成2年生まれ・九州在住)。銀行で10年決算書を読み、そのあとM&A仲介とITエンジニアの人材紹介を3年。会社の値段と、人の市場価値が決まる瞬間を、内側から見てきました。いまは事業承継で小さな会社を経営しています。詳しくは運営者情報へ。

参考・出典
経済産業省「IT人材需給に関する調査」(みずほ情報総研/2019年)
総務省「令和7年版 情報通信白書」

カツジン

この記事を書いた人:カツジン

平成2年生まれ・九州在住

元銀行員。M&A仲介とIT人材紹介の会社で、会社の値段と人の市場価値が決まる現場を3年見てきました。いまは事業承継で小さな会社を経営しています。

誰に、何のために書いているか

文系・未経験からITへ動くか迷っている人に向けて書いています。国の統計と、人材紹介で「企業が誰にいくら払うか」をみてきた経験から、いまどこにいて次に何をすれば年収が動くのかを書いています。きれいごとは書きません。

約束していること

数字は一次情報まで遡って確かめます。向いていない人がいることも、そのまま書きます。記事には広告を含みますが、条件に合わない人には勧めません。

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