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高卒でフリーターをしていて、そろそろ就職しようと考えている。それで「おすすめの職業」を調べていると思います。
ただ、出てくる記事のほとんどがおすすめの理由を書いていません。事務、販売、介護、IT。並んではいるけれど、なぜそれなのかが分からない。
なので、ハローワークの実数で選び直します。
厚生労働省が毎月、職業ごとに求人が何件あって、応募したい人が何人いるかを公表しています。その比率を見れば、どこが空いていてどこが混んでいるかが分かります。
いちばん人気の職業が、いちばん入りにくい
先に結論から出します。求人1件あたりに何人が並んでいるかを見ると、こうなりました。
事務の仕事
0.35
求職者1人あたり
求人0.35件
介護の仕事
3.70
求職者1人あたり
求人3.70件
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」参考統計表・職業別(常用・パート含む)。数値は有効求人倍率。
事務は0.35倍。求人18万件に対して、応募したい人が51万人います。3人で1件を取り合う計算です。
一般事務にしぼると0.28倍まで下がります。全職業の平均は1.01倍なので、事務だけが極端に混んでいます。
人気があること自体は悪くありません。ただ最初の就職で、いちばん倍率の高いところに正面から挑むのは、戦い方として不利です。
実際に人が足りている職業
同じ資料から、倍率の高い順に並べるとこうなります。
同資料より抜粋。バーの長さは最大値7.85を100とした相対値です。
ただし倍率が高い=おすすめ、ではありません。倍率が高い職業には、体力を使う、夜勤がある、離職が多いなど、人が集まりにくい理由があります。
この表の正しい使い方は、受かりやすさの地図として見ることです。そのうえで、続けられるかを自分で判断します。

年齢が気になって動けない場合は、異業種転職は何歳まで可能かの記事もあわせてどうぞ。賃金は50代前半まで増加が減少を上回っています。
フリーター歴が何年目から効くかは、フリーターから正社員になれたのは3人に2人で調査の数字を見ました。落ちるのは年齢ではなく、4年目からでした。
選ぶときの3つの軸
高卒フリーターから正社員を目指すなら、見る順番はこうです。
学歴と職歴が条件に入っていないか
求人票の応募資格を見ます。「学歴不問」「未経験歓迎」と書いてあるかどうか。ここで弾かれる職業を候補にしても消耗するだけです
倍率が1.0を超えているか
1.0未満は、求人より応募者が多い状態です。事務の0.35倍がここに当たります。最初の1社目では避けたほうが早く決まります
3年続けたときに、何が残るか
資格が取れるか、指名される技術がつくか。ここが空っぽの仕事は、3年後にまた同じ場所に立ちます
1と2だけで選ぶと、入れはするけれど積み上がらない仕事に行き着きます。3を必ず入れてください。
ITはどの位置にいるのか
このサイトはIT転職を扱っているので、正直に書きます。
情報処理・通信技術者の倍率は1.33倍。全職業平均の1.01倍より高いものの、介護3.70倍や建設5.97倍と比べれば低い数字です。
つまりITは、入口の広さで選ぶ職業ではなく、3年後に何が残るかで選ぶ職業です。入りやすさだけを求めるなら他にもっとあります。
どちらが正しいという話ではありません。いま決めるのは、入口の広さを取るか、3年後の手札を取るかです。
学歴によって賃金がどれだけ違うのかは、高卒の平均年収は346万円にまとめました。20代のうちは月3万3,500円の差しかありません。
学校を出てから時間が経っている場合は、既卒の就活は厳しいのかのほうで、応募できる期間の線引きがどう緩んできたかを確かめました。
やめたほうがいい選び方
フリーター期間があると、書類選考でつまずきやすくなります。ここは事実です。ただし書類選考そのものがない入口も存在します。
書類で落ち続けるより、書類のない入口から入る
ジェイックの就職カレッジは、フリーター・既卒・大学中退の方を対象にした就職支援サービスです。無料の就職研修を受けたあと、書類選考なしで複数の企業と面接できる形をとっています。
職歴が浅くて書類で落ちてしまう人にとって、先に会って話せるのは大きい差になります。利用は無料です。
対象の条件 18〜35歳の方が対象です。就職希望地が東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・福岡・熊本のいずれかである必要があります(現在の居住地は問いません)。
\ 参加も相談も無料・書類選考なし /
IT職種にしぼって探したい場合や、対象エリア外の場合は、フリーター・第二新卒からITへで別のサービスも比較しています。
よくある質問
高卒フリーターが就職するなら、どの職業がおすすめですか
受かりやすさで見るなら、有効求人倍率の高い介護サービス3.70倍、保安5.85倍、建設・土木5.97倍などが候補になります。ただし倍率が高い職業には人が集まりにくい理由もあるため、学歴不問であるか、3年続けて何が残るかとあわせて判断してください。
事務職は未経験でも入りやすいですか
入りにくい部類です。厚生労働省の調査では事務従事者の有効求人倍率は0.35倍、一般事務では0.28倍で、全職業平均の1.01倍を大きく下回ります。求人18万件に対し求職者が51万人いる状態です。
高卒フリーターでも正社員になれますか
なれます。学歴不問・未経験歓迎の求人は実際に多く存在します。ただしフリーター期間があると書類選考で不利になりやすいため、書類選考のない就職支援サービスを併用すると効率が上がります。
フリーターから就職するのに年齢制限はありますか
法律上の制限はありませんが、支援サービスには対象年齢があります。ジェイックの就職カレッジは18〜35歳が対象です。一般に、若いほど未経験可の求人の選択肢は多くなります。
ITエンジニアは高卒フリーターからでも目指せますか
目指せます。IT人材の約4割は非大卒で、学歴不問の求人も多くあります。ただし有効求人倍率は1.33倍と、介護や建設ほど入口が広いわけではありません。入りやすさよりも、3年後に資格と実務が残る点を評価して選ぶ職業です。
「おすすめの職業」は、人によって答えが変わります。ただしどこが空いていて、どこが混んでいるかは、毎月公表されている数字で分かります。
事務が0.35倍で、介護が3.70倍。この差を知らずに選ぶのと、知って選ぶのとでは、決まるまでの時間がまるで変わります。
まず地図を見てから、続けられるかを自分で決めてください。
※ 有効求人倍率は厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」参考統計表の職業別・全国計(常用、パートタイムを含む)に基づきます。数値はハローワークにおける求人・求職の状況であり、民間求人サイトを含む労働市場全体を示すものではありません。IT人材の学歴構成はIPA「IT人材白書2020」によります。サービス内容・対象条件はジェイック公式サイトの記載(2026年8月時点)に基づくため、申込前に必ず公式サイトでご確認ください。


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