PR 本記事は広告を含みます。
「エンジニア」と検索すると、こんな言葉がずらりと出てきます。
フロントエンド、バックエンド、インフラ、SRE、データ、機械学習、QA、社内SE——。
正直、多すぎませんか。
私も人材紹介を始めた頃、最初の1ヶ月はまったく区別がついていませんでした。
元・IT人材紹介のカツジンです。
この記事では、エンジニアの職種を3つの層で整理したうえで、未経験から入りやすい順に8職種を紹介します。
他の職種図鑑と違うのは、順番の根拠です。
求人票の建前ではなく、「実際に未経験の人が、どの職種に入っていったか」——現場で見てきた実感で並べます。
※「そもそも自分はエンジニアに向いているのか」が不安な方は、先に「エンジニアに向いている人・向いていない人」を読むと、職種選びも落ち着いて進められます。
エンジニアは「3つの層」で捉えると、一気に整理できる
職種名を1つずつ覚えようとすると混乱します。
先に、大きな地図を持ってください。ITの仕事は、この3層でほぼ収まります。
「エンジニア=コードを書く人」というイメージは、実は①だけの話。
②と③にも、たくさんの仕事があります。
ZUKAN
職種図鑑:未経験から入りやすい順に、8職種
ここからが本題です。
未経験からの入りやすさを、3段階のラベルで示しました。
入りやすい=未経験歓迎求人が多い/準備すれば届く=学習や資格が前提/時間がかかる=実務経験からの移動が主流、という意味です。
1. ITヘルプデスク・サポート
入りやすい
社員や顧客のPC・システムの困りごとに対応する仕事。IT業界への入口として、最も門戸が広い職種です。
向く人:人と話すのが苦でなく、丁寧に段取りできる人
2. インフラ・ネットワークエンジニア
入りやすい
サーバーやネットワークを構築・運用する仕事。コードより設定やコマンドが中心で、資格(CCNA等)から入れます。CCNAの詳細は「CCNAとは?未経験からの取り方」へ。
向く人:黙々と作業でき、対”機器”の仕事が好きな人
3. テスト・QAエンジニア
入りやすい
作られたシステムに不具合がないか検証する仕事。未経験可の求人が多く、開発の流れを内側から学べます。
向く人:細かい違和感に気づける、粘り強い人
4. フロントエンドエンジニア
準備すれば届く
Webの「見える部分」を作る仕事。HTML/CSS/JavaScriptが主戦場。成果が画面で見えるので学習が続けやすい分野です。
向く人:見た目や使い心地にこだわりたい人
5. バックエンドエンジニア
準備すれば届く
サーバー側の処理やデータベースを担当。目に見えない分、設計力が問われます。求人数が多く、キャリアの幅も広い。
向く人:仕組みを考えるのが好きな人
6. 社内SE
時間がかかる
事業会社の中で、社内システムを企画・管理する仕事。働き方の人気が高く倍率も高いため、経験者採用が中心です。
向く人:調整力があり、事業側の視点を持てる人
7. データエンジニア・アナリスト
時間がかかる
データを集め、整え、意味を読み解く仕事。Python・SQLが基本。需要は増える一方ですが、入口はやや高めです。
向く人:数字から仮説を立てるのが好きな人
8. AI・機械学習エンジニア
時間がかかる
AIモデルを作り、業務に組み込む仕事。花形ですが、いきなり未経験からは難しい。周辺職種からの移動が現実的です。
向く人:学び続けることが苦にならない人
それぞれ深掘りした記事もあります。
インフラは「コードが苦手でもなれるIT職」、AI系は「未経験からAIエンジニアになれる?」へ。
CAUTION
プログラマーという職種そのものの実態は、きついと言われる3つの中身で分解しています。
なお、Web系の実務がいま何に寄っているかは、Webエンジニアに未経験からなれるかで、企業のサイト保有率とクラウド利用率の動きから確かめました。
「入りやすさ」だけで選ぶと、数年後に詰まる
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
未経験の入口として門戸が広い職種には、共通する事情があります。
人の入れ替わりが多い=常に募集しているケースが少なくない、ということです。
たとえばヘルプデスクは、入るのは容易です。
ただ、そこで身につくスキルは「その会社の中でのやり方」に寄りがちで、数年経っても市場価値が上がりにくいことがある。
だから見るべきは、入りやすさだけではありません。
入りやすさ × その先に伸びしろがあるか。
この2つの掛け算で選ぶ。
CAREER
職種は、入ってから変えられる
とはいえ、慎重になりすぎる必要もありません。
現場でよく見たのは、こういう移動です。
社内の仕組みに触れながら資格を取り、構築側へ。
仕様を読み込む力を土台に、作る側へ。
土台の知識を活かして、データ側へ広げる。
最初の職種は、キャリアの入口であって終着点ではありません。
ITは「今いる場所」より「学び続けているか」で評価が動く世界です。
だから、完璧な最初の1手を探して止まるより、
入りやすいところから入って、動きながら決める方が結果的に早い。
職種を自分ひとりで決めきるのは、正直むずかしいと思います。
まだ中を見ていないので、当然です。
ユニゾンキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェントです。アドバイザーが業界に精通しているので、「エンジニアの職種の違い」から説明してもらえるのが強み。「ITに行きたいが、何エンジニアかまでは決まっていない」という段階でも相談になります。
相談は無料、オンラインでも受けられます。
職種の名前を眺めて悩む時間を、詳しい人と話す15分に替えてみてください。
\ 相談は無料・オンラインOK /
※対象:20代・高卒以上で、東京・埼玉・神奈川での就職を希望する方(今の居住地は問いません)。対象外の方は「未経験IT転職エージェント4社比較」で、全国対応や35歳まで対象のサービスも紹介しています。
FAQ
よくある質問
未経験でいちばん人気の職種はどれですか?
希望として多いのはWeb系の開発(フロントエンド)ですが、実際に未経験採用の枠が広いのはインフラ・ネットワーク、テスト・QA、ヘルプデスクです。人気と入りやすさは一致しない、という前提で見ると選択肢が広がります。
プログラミングができないと、エンジニアにはなれませんか?
なれます。インフラ・ネットワークやテスト・QA、ヘルプデスクは、コードを書く量が少ない職種です。詳しくは「コードが苦手でもなれるIT職」をどうぞ。
どの職種がいちばん年収が高いですか?
一般にAI・データ系や上流の開発職が高い傾向ですが、同じ職種でも所属する企業や案件の構造で大きく変わります。未経験からの年収の動き方は「未経験IT転職と年収のリアル」で解説しています。
職種を決めてから勉強を始めるべきですか?
おおまかな方向(作る層か、支える層か)が決まれば十分です。細かい職種名は、学習や面談を通じて自然に絞れていきます。学ぶ言語の選び方は「プログラミングは何語から?」へ。
まとめ
まとめ——地図が持てれば、迷子ではなくなる
整理します。
エンジニアは、作る層・支える層・回す層の3つ。
未経験の入口が広いのは、ヘルプデスク、インフラ、テスト・QA。
ただし「入りやすさ×伸びしろ」で見ること。配属先には注意すること。
そして、最初の職種は入ってから変えられます。
文系出身で入口を探している方は「システムエンジニアに文系が多いのはなぜか」もあわせてどうぞ。
職種名の多さに圧倒されて動けなくなるのが、いちばんもったいない。
地図を持った今なら、次に見るべき場所が分かるはずです。
それだけ、入口があるということ。
そもそも職種を変えるべきかどうか迷っている段階なら、「向いてないのは仕事か、職場か」を先に読んでください。切り分けを間違えると、転職しても同じことが起きます。
▶ 全体の進み方は「未経験からIT転職・現実的ロードマップ」で解説しています。
筆者:カツジン(平成2年生まれ・九州在住)。銀行で10年決算書を読み、そのあとM&A仲介とITエンジニアの人材紹介を3年。会社の値段と、人の市場価値が決まる瞬間を、内側から見てきました。いまは事業承継で小さな会社を経営しています。詳しくは運営者情報へ。
本記事について
職種の3層分類および「未経験からの入りやすさ」の評価は、筆者がIT・エンジニア領域の人材紹介の現場で見てきた求人傾向と入職の実例に基づく整理です。求人動向は時期や地域によって変動するため、最新の状況は各求人・エージェントでご確認ください。


コメント