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深夜、エラーの赤い文字とにらめっこ。検索してもドンピシャの答えは出てこない。気づけば2時間、1行も進んでいない——。
「プログラミング 独学 挫折」。そう打ち込む指が、もう何度目か。
カツジンです。前職でITエンジニアの人材紹介をしていて、独学で挑んで折れた人にも、乗り越えた人にも、たくさん会ってきました。だから言い切れます。
挫折したのは、頭が悪いからでも、
向いていないからでもない。
※「向いてないかも」「やっぱりやめとけと言うし…」と迷う気持ちの整理には「『IT転職はやめとけ』は正しい?」もあわせてどうぞ。
独学は、そもそも”構造上”挫折しやすいだけ。挫折は、あなたの意志の弱さではなく、「環境の設計」の問題です。これはデータでも裏づけられています。
※「そもそも、どの言語から始めるか」で止まっている方は「プログラミングは何語から始めるべき?」で目的別に整理しています。
※「向いていないから挫折したのでは」と感じている方へ。それは適性ではなく環境の問題かもしれません(「エンジニアに向いている人・向いていない人」も参考に)。
9割が挫折する。でも理由は「才能」じゃない
注目してほしいのは、挫折の理由です。「数学ができない」でも「センスがない」でもない。1位も2位も、”つまずいた時に聞ける相手がいない”という環境の話なんです。※この調査はスクール運営企業によるものなので数字は幅を見るべきですが、この傾向は私も現場で痛いほど見てきました。
独学が挫折する「5つの崖」
独学者は、だいたい同じ場所で落ちます。下の図を見てください。あなたが今いるのは、どの崖ですか。

落ちやすいのは、次の5か所です。あなたが今いるのは、どの崖ですか。
- 環境構築の壁コードを書く前の「PC設定」で半日つぶれ、スタート地点にすら立てない。
- エラーが自力で解決できない挫折理由2位・36.3%エラー文が読めず、検索しても直らず、1つのバグに何時間も溶かす。
- 気軽に聞ける人がいない(孤独)挫折理由1位・40.8%「こんな初歩を聞いていいのか」と、詰まりを独りで抱えて沈む。
- 何を作ればいいか分からない入門書は終えた。でも次に作るものが決まらず、手が止まる。
- 進捗が見えず、モチベが尽きる成長の実感がなく、誰も見ていない。いつの間にか開かなくなる。
※挫折理由の割合が公表されているのは上位2つのみ(出典:株式会社侍・2019年調査)。①④⑤は割合の公表がなく、私が現場でよく見てきた崖です。
どうでしょう。5つの崖のうち、意志や才能の問題は1つもありません。全部、「一人でやっているから起きる」環境の問題です。
独学の先で実際に何が待っているかは、未経験プログラマーはきついのかにまとめています。入社後も覚える量は減りません。
崖は「聞ける環境」で、ほぼ消える
逆に言えば、この崖は環境を変えるだけで越えられる。同じ人が、独学か伴走かで、まるで違う結果になります。
独学だけの環境
- エラーで詰まると、そこで止まる
- 聞ける相手がいない=孤独
- 合っているか分からないまま進む
- ゴール設計を全部自分でやる
- サボっても誰も気づかない
教わる(伴走)環境
- 詰まったその場で聞けて、止まらない
- マンツーマンで孤独が消える
- プロが正しい方向へ軌道修正
- 目標とカリキュラムが用意される
- 見てくれる人がいるから続く
挫折理由の1位が「聞ける環境がなかった」だったことを思い出してください。その一点を埋めるだけで、挫折率は大きく変わります。だから「根性で独学を続ける」より、「環境を変える」ほうが、はるかに合理的なんです。
※もうひとつ付け加えると、”コードを書く仕事”だけがITではありません。プログラミングで挫折した人が、コードをほとんど書かないインフラエンジニアという道で花開くケースも、現場で何度も見てきました。
正直に。全員がスクールに行くべきではない
とはいえ「独学は絶対ダメ、スクールが正解」とは言いません。調べる力が強く、一人で走れるタイプは独学で十分伸びます。お金の問題もある。無料の仕組みには裏側もあります(「プログラミングスクールが”無料”な理由」で解説しました)。
大事なのは、「自分は独学で行けるタイプか、伴走が要るタイプか」を、消耗する前に見極めること。そしてそれは、無料の相談や体験で確かめられます。何十時間もムダにしてから気づくのは、いちばんもったいない。
※ スクールの費用が気になる方は、「プログラミングスクールの費用はいくら?」で価格帯の目安と、受講料の半分以上が戻る公的制度を確認してみてください。
※ 学習の目標に資格を置くなら「基本情報技術者は未経験の転職に意味があるか」もどうぞ。受験日を先に決める進め方をまとめています。
そもそも転職者のうち、学校や通信教育で学んだ人がどれくらいいるかは、転職した人の66.1%は準備を何もしていなかったにまとめました。100人あたり3人という数字です。
もう挫折しないための、3つの手順
- まず「どの崖で落ちたか」を特定する。上の5つのうち、自分が止まった崖を知る。原因が分かれば、対処は決まります。
- 「聞ける環境」を用意する。崖の正体は結局「聞けない」こと。詰まったその場で聞ける相手(メンター・講師)を持つだけで、離脱は激減します。
- いきなり大金を払わず、無料で試す。スクールが自分に合うか、独学と伴走どちらが向くかは、無料の受講相談・体験で先に確かめる。合わなければ、独学に戻ればいい。
よくある質問
プログラミングの独学はなぜ挫折しやすい?
才能や向き不向きではなく、環境の問題です。民間調査では学習者の約87.5%が挫折を経験し、理由の1位は「気軽に聞ける環境がなかった(40.8%)」、2位は「エラーが解決できなかった(36.3%)」。独学は詰まったときに聞ける相手がいないため、構造的に挫折しやすいのです。
独学の挫折を防ぐには?
挫折の最大の原因である「聞ける環境がない」を埋めることです。詰まったその場で聞けるメンターや講師を持つだけで離脱は大きく減ります。まずは自分が独学向きか伴走が必要かを、無料の受講相談や体験で見極めるのが、時間をムダにしない方法です。
独学とスクールはどちらがいい?
調べる力が強く一人で走れるタイプは独学で十分伸びます。一方、詰まると止まりやすい人は伴走環境が有効です。全員にスクールが必要なわけではなく、自分がどちらのタイプかを消耗する前に見極めることが大切です。無料相談・体験で判断できます。
挫折の最大の原因は「気軽に聞ける相手がいない」こと。Winスクールは全国の教室とオンラインで、プロ講師がマンツーマン指導。詰まったその場で聞けるから、独学で溶かしていた時間が消えます。まずは無料の受講相談で、あなたに合う学び方を相談してください。会社を辞める必要も、いきなり大金を払う必要もありません。
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まとめ——独学の孤独を、抜けていい
挫折は、あなたが弱いからではありません。一人で崖を登ろうとしていただけです。
スクールを検討する段階に来たら、国の指定基準で絞る方法も参考にしてください。ランキングではなく、公開されている審査基準で選ぶ考え方です。
才能の差ではなく、環境の差。
登り方を変えれば、同じ崖も越えられる。
9割が落ちる崖には、ちゃんと「越え方」があります。聞ける環境を用意して、もう一度だけ登ってみてください。その先に、IT人材が最大約79万人不足する(出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」)——需要の大きい世界が待っています。
▶ 全体像は「未経験からIT転職・現実的ロードマップ」、学んだ先の年収は「未経験からのIT転職で年収は上がる?」で解説しています。
筆者:カツジン(平成2年生まれ・九州在住)。銀行で10年決算書を読み、そのあとM&A仲介とITエンジニアの人材紹介を3年。会社の値段と、人の市場価値が決まる瞬間を、内側から見てきました。いまは事業承継で小さな会社を経営しています。詳しくは運営者情報へ。
参考・出典
・株式会社SAMURAI「プログラミング学習の挫折に関する調査」(2019年・n=298/PR TIMES)
・経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年)


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